活動報告

第22回がんライフアドバイザー研修会~当事者になるvol.1~

2022年7月3日、テーマは「当事者になる」で研修会を開催しました。
今回の研修会では、医療者として患者さんに接してきたからこそ気づいたことを、2人の講師の先生にお話しいただきました。
私たちの何気ない言動が、患者さんや家族の方にとって、どのくらいの影響があるのか、その大きさを改めて感じさせられました。

がん看護専門看護師の吉田こずえ氏は、がんに罹患したお母様の経過に沿って、お母さまがおっしゃる言葉の意味することを考えながら、抱いた想いや、できたことorできなかったことを伝えてくださいました。
家に帰ることを希望されたお母様と過ごすため、有給休暇、介護休暇を取られた吉田さん。
命ある限り気持ちは変わるもので、ACPを考えるにも、日頃からのコミュニケーションの大切さを実感されたとのこと。
吉田さんの言葉1つ1つを丁寧に受け止めながら聞きました。

GISTで治療中の緩和ケア医の大橋洋平氏。
治すことができるのは医療者だけ、だから患者は医療者を頼る。
医療者は、その重みを感じて、患者の声に耳を傾けてほしい。
自分では病気は治せないけど、気の持ち方は自分で変えることができる。
大橋さん流の語り口で、笑いを起こしながら、がんが見つかった時から今、そしてこれからの想いを聞かせてくださいました。

患者さんに信頼されることは、私たちの喜びでもあり、働く原動力でもあります。
参加者の方々のご意見、ご感想もお聞きしながら、代表の川崎自身も、分かっていたつもりのことも初心に返り、丁寧な支援をしていこうと思いました。

講師の先生方、参加された皆さま、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

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