活動報告
3.162021
独居の方への支援を学びました
先日、独居の方の支援をテーマに、第18回がんライフアドバイザー研修会を開催しました。
今回は7府県から、医師、看護師、社会福祉士など23名が参加くださいました。
ファイナンシャルプランナーで生活支援員をされている中村真佐子氏からは、独居高齢者の家計は、介護度が重くなるほど家計の固定費の割合が高くなるという現実や、家電の買い替えなど、フォーマルな地域資源だけでは起こってしまう独居高齢者の暮らしの死角の多さも教わりました。
家じまいアドバイザーの屋宜明彦氏には、家じまいの現場から感じ取られている生前整理の必要性をお話しいただきました。
死後、生体認証機能のものはロック解除できなくなるデジタル遺品、売れると思い込んでいるけど売れない品々…独居の方に限らず、誰もが今のうちから対策を取っておかねばいけないと強く感じました。
また、がん診療連携拠点病院にMSWとして勤務されている中村敬子氏には、事例を3例、ご紹介いただきました。
事例を通し、独居の方に対しては、フォーマルな支援とインフォーマルな支援が繋がることが鍵になること、気持ちや状況を汲み取ってくれる家族がいないからこそ、支援者としてご本人の理解確認が大切であることなどを皆で確認しました。
講師の先生方、参加された皆さま、お疲れ様でした。
ありがとうございました。