活動報告

後見制度と高額療養費制度を学びました

第1部は成年後見制度について。
講師は医療・介護専門の行政書士である東向勲先生。
がん患者さんの相談を受けていると、身寄りのない人、一人暮らしの人、これからがんの進行と共に手続きや判断が難しくなってくるだろうと思われる人などもいらっしゃいます。
東向先生から、手遅れにならないような形で任意後見の3つの契約を検討していくことを学びました。

「患者さんの傍にいる医療者が正しい知識を持ってほしい。そうじゃなきゃ専門家にも上手くつなげない」
とおっしゃっておられました。
私も同じ考えで、養成講座や研修会を開催しています。

第2部は高額療養費制度について。
冊子の作成者でもある丸畑雄司氏に講師いただき、あるかもしれない事例を通じて、高額療養費制度の深掘りをしました。
私が受けた相談から生まれた疑問を丸畑さんに相談している際に沸いてきた「あるかもしれない」事例でしたが、あるがん相談支援センターでは、実際にあるある相談だったよう。

最後に、前回の研修会で皆さんで検討した実際の相談事例のその後の報告がありました。
がんライフアドバイザーの方の関わりが、患者さんの復職に繋がったとのこと。
参加者の皆さんから拍手が沸きました。

これからも医療者・介護者の皆さんの日頃の患者さんとのコミュニケーションに役立てる研修会を開催していきたいと思います。

今回の研修会にあたり、関わってくださった皆さま、高額療養費の冊子をご寄付くださった宇都宮病院さま、ありがとうございました。
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