活動報告
2.112022
第29回日本がんチーム医療研究会にて
本日、第29回日本がんチーム医療研究会が開催され、宝塚市立病院とのチーム医療として「勤労世代の多発性骨髄腫患者への社会的苦痛に対する支援」という演題で発表しました。
多発性骨髄腫は、根治は難しいものの、5年生存率は50%と高く、QOLの維持が治療の目的となります。
今回、発表した2症例は、発症により急な休職を余儀なくされ、寛解後も維持療法による副作用や、骨折予防等に配慮した生活を送る必要がありました。
告知時から寛解後の生活を見据えた社会的側面へのチーム医療によるサポート、職場とのよりよい話し合いの上での復職といった支援の流れを発表しました。
勤労世代の患者は、治療が長期に渡るほど支援を必要としています。
私たちはがん患者の病状や治療状況、見通しを踏まえた上で、就労面や経済面にも目を向け、社会的苦痛を緩和できるよう、今後も相談支援の方法を検討していきたいと思います。
宝塚市立病院の医療スタッフの皆さん、ありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。